個体識別とは?→一頭の牛を生涯唯一の番号で識別・管理するシステムです。(参考文献)
このシステムを使えば、伝染病発生時に瞬時に牛の移動状況がわかり、迅速な防疫対策を講じることができます。
出生までさかのぼって生産情報を提供する基盤が整備されるので、消費者に安心して食べてもらうことができます。
個体識別番号を使えば、経営内で個体の取り違えがなくなり、血統や枝肉情報などいろいろな情報を個体識別番号を鍵にして取り出し、連結して分析することができるので、高度な経営判断に役立ちます。
現在は、それぞれの農家や団体が独自の個体番号や耳標を使って一頭の牛を管理していますが、個体識別システムでは番号を一本化し、すべての用途でこれを利用します。
全国データベースには、一頭毎に性別、生年月日、出生地、所在地などの基礎情報を蓄積し、関係者はこれらの情報を共通して使います。
耳標(じひょう)